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仁大病院における研究

高齢化社会の中で問題となっている認知症に対する取り組みは、数多く試みられている。
一例として、認知症老人に対する画期的な薬物療法として、塩酸ドネ ペジルの出現が話題となっている。
また、非薬物療法として、特に認知症の周辺症状に対するリハビリテーションは身体的、生活機能維持、認知機能改善目的の3つに分けられるが、これらは必ずしも科学的根拠や、データが存在するものではない。
しかし、中核症状である認知機能障害の改善は困難であっても、周辺症 状である行動障害、せん妄、気分障害の改善をはかることにより、認知症の悪化を防止し、ADLの向上が期待できるものと思われる。
今回我々は、周辺症状へ のアプローチとしてパチンコ機を用いて、光、音楽、視覚、触覚など多種感覚刺激を加えることを試み、その結果を若干の考察を加えて報告する。

第161回東海精神神経学会
パチンコ機を用いた認知症老人に対するリハビリテーションの1報告
海老瀬朋代、平澤恵美、舟橋利彦

患者のDemographic Data

患者  
年齢 62歳 65歳 71歳 74歳 75歳 81歳 82歳 83歳 83歳 平均年齢84.7歳
性別 女性 女性 男性 女性 男性 男性 男性 女性 女性 男性4名
女性5名
せん妄の有無 有3名
無6名
参加回数 17回 18回 16回 8回 18回 14回 15回 17回 18回 15.7/18回
参加時間 14.7分 15 分 12.8分 4.8 分 15 分 8.2 分 10.6分 14.1分 15 分 12.24/15分

認知症の評価方法

知能面

  • 長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)
  • Mini-Mental State Examination(MMSE)

行動面

  • 問題行動評価尺度(TBS)
  • せん妄評価尺度(DRS)

結果

改善度(中核症状) リハビリテーション前 リハビリテーション後
HDS-R 5.56 7.78
MMSE 10.11 11.25

改善度1

改善度(中核症状) リハビリテーション前 リハビリテーション後
TBS 6.87 2.51
DRS 6.82 5.38

改善度2

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